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多数決と民主主義

 いつからか一般的に民主主義=多数決とい
うような既成概念が出来てしまっているので
はないだろうか?それともこれは私固有に刷
り込まれた概念なのか?
 思い返すとそれは多分小学校の高学年の頃
だったような気がする。担任の先生がベンサ
ムの「最大多数の最大幸福」(功利主義と呼ば
れるらしい)を引き合いに出して説明したこ
とを記憶している。本来の意味とは違うよう
だが、大多数の意向が通れば幸福度も増す、
と単純な論理だと解してしまったようで、で
も子供心に“数に任せてものごとを決めつけ
られてしまうのは何だかおかしくはないか?”
と思ったものだ。
 しかし、現在でも多数決とはそんなものだと
曲解し、それを民主主義の拠りどころだと思い
込んでいる人も多いのではないだろうか?
そして現在、世界の多くの国ではどんな政治体
制であろうと、この多数の論理で政治が動いて
いるが、でもそれは国民の「幸福」を求めるも
のではなく「最大多数の最大権力」に依拠して
利得のために社会を方向づけようというものだ
と思われる。
 民主主義の広告塔であるアメリカは、多数決
は少数の権利や自由を奪ったり蔑にするもの
はないと弁明しているようだが、果たしてそ
なっているのか?
 さて、選挙結果が出てすぐさま、政府は武器
禁輸措置の抜本的見直しに取り掛かった。
ほら、
アベノミクスとやらの推し進める経済再
建は軍
需産業育成で引っ張るつもりなのだ。
これで自
衛隊が堂々と軍隊に昇格し、集団的
自衛権の拡
大で大手を振って世界中に派兵を
可能とし、憲法
の改正によって9条を切り崩す。
インフレが進
んで雇用と収入が悪化してゆけ
ば、アベチャン
は思う壺でヒットラー的な国民
誘導に驀進して
ゆくだろう。
 そういえば今日の新聞には地域別最低賃金
の収入が生活保護給付水準よりも低くなる
都道
府県が11になっていると出ていた。しかも

その差額は多くて22円、少なくて1円だ。という
ことは最低賃金が高い場合でも差額は数円く
いしかないということだ。こんなもの、最低賃
金を少々引き揚げたって屁のつっかえにもな
ない。そして政府がやりそうなことは生活保
給付水準の引き下げに違いない。

 ああ、多数決と民主主義!

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