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裏通りの落ち着くcafé

  散歩でよく通る道沿いに“大地の恵”と看板が出て

いる所があって、どうも自然食材を売っている事務所の

ような感じで、いつも通り過ぎていた。だいたいあまり

人影を見かけないのでやってないんじゃないかとも思っ

ていた。それほどに閑散とした田舎の裏道なのだ。

  そして最近まで気がつかなかったが、その建物の端は

なにやら蔦の絡まる一角で、ガラスドアと広い窓がある。

どうも食べ物屋らしい。入り口に表記があるわけではな

いが、腰の高さの折り畳み看板が申し訳のように置いて

あった。Carolina Café、レストラン&喫茶だ。でもその

日は開いていなかった。

 家に帰って母親に聞くと、20年ほど前に出来たそうで、

アメリカ人の夫とその妻がやっている筈だという。妻の

父親は元役場勤めだった人で、退職後にそこで自然食材

の販売を始め、建物の一画を使って娘夫妻がレストラン・

カフェを開いたとのこと。開店当時は混血の幼い男の子

がいたけど、もう立派な大人になっているだろうと懐か

しんだ。開店当初は近所の人と何度か食事に行ったらし

いが、今もやっているとは知らなかったという。

 ということで、行ってみたら開いていた。金曜の午後

3時過ぎで客は居ない。カウンターから中年女性が出て

きた。

 コーヒーとチーズケーキのセットを頼む。白木の椅子

とテーブルがアメリカの片田舎のような雰囲気で、夫は

きっと北か南かキャロライナ州のどこか出身なのだろう。

ビリーホリディの唄声が適量のボリュームで流れる店内

はなんだか落ち着く。金曜と土曜の昼間しか開けていな

いとのことで、商売としては成り立たないのだろうが、

楽しみながらやっているのだろう。そんな生き方をする

には、このあたりは満更悪い所ではない。

 アメリカ人の夫は街道沿いで英会話教室を開いていた

らしいが、いつの間にか無くなっている。そんなことを

しようとしても、このあたりでは成り立たないというの

も現実ではある。

Carolina_cafe

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