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2011年9月

久々の映画

  熊本市の繁華街の端に「電気館」なる映画館がある。

今は無き浅草電気館(19031976)に遅れること8年、

1911(明治49)年に創業した100年を超える老舗館だ。

今は5階建てのビルに改築されていて、120席程の広さ

の小さなホールを3つ持つミニ・シネコンとして名画中

心をプログラムして頑張っている。

 こちらに来て、もうミニシアター系の映画館で上映さ

れるような映画は見ることができないのだろうと諦めて

いたが、そんな映画館があったとは意外だった。

  セミフ・カプランオール監督のトルコ映画「蜂蜜」を

見たかったけど、一日の差で見逃してしまった。

  そこで「ビューティフル」を見た。「21グラム」や

「バベル」で知られるイニャリトゥ監督の新作だ。

同時進行する群像の生がクロスして産まれるドラマ…

というイニャリトゥ作の構造は変わらない。そして底

に流れるのは或る種のヤルセナサだろうか。

  バルセロナの不法移民たちが暮らす裏町を舞台にし

たとても現在的な映画で、私には沁みる映画だった…

という以上には感想は敢て書かないでおく。

  さてそれは土曜日で、初回上映1140分からの観

67人しか居なかった。出た時に次の回を待って

たのは少し多くて10人程度。100年の歴史を支える

は少なすぎる動員だ。でも地方のコアな映画ファン

とっては、あんな映画館が無ければ行き場所が無い

いうことになる。

 同館の秋のラインナップは「ナチス 偽りの楽園」

「クロエ」「あぜ道のダンディ」「ショパン 愛と悲

しみの旋律」「メアリー&マックス」「赤い靴 デジ

タル リマスター エディション」…などとなっている。

  今、文化はファンだけでは支えきれないのだろうが、

日本の政治は文化を養護するスタンスからは程遠い。

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体は正直

  実家で母親の食生活に合わせるようになって3カ月に

なった。

  毎日だいたい同じ時間に食事を摂る。その内容は野菜

中心に僅かの動物性タンパク質も魚中心だ。肉の塊なん

て滅多に食べない。しかもそれらを少量ずつ種類を多め

に、碗に軽く1杯か2杯程度のご飯と摂る。炭水化物も

少なめで、つまり栄養バランスが良いという事になる。

  幸い86歳の母親も多少の高血圧や、時々の節々の痛み

程度以上に病気らしい病気はない。

 これまでは一食一採で、自分で作る丼のような定食風

のものだったり麺類などが私の食の中心だったし、それ

以外では酒の肴風のものでタンパク質も多かったのだ。

 で、今の暮らしになってからどんどん体重が減り始め

て昨日の時点で東京に居た頃から6キロ減だった。自転

車に乗る程度以上に運動はしていないし、近所でアルバ

イトする以外はもっぱら読書と執筆の日々なのだから減

量のペースとしては理想的じゃないだろうか。多分、内

臓脂肪が減って来たということだろう。

  しかしこの体重減少はどこで停まるのだろうか?

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新内閣は

   始めに福島の原発について、半径数十キロというか

放射線量の多い汚染地帯には、これから少なくとも50

100年くらいは暮らすことが出来ないという事をはっ

きりと言うべきだ。まずこれがなければ復旧も復興も始

まらない。そのうえで、人や動植物が安全(ほんとうは

今の日本には完全に安全が確保された場所は無いだろう)

に使う事のできる限られた土地と資源を使って行うこと

のできる、大きなビジョンに立ってのマップを作る必要

がある。

 だいたい爆発があってすぐに住民を避難させたのは、

高度の被爆・汚染という危惧があったからであって、未

だに真実の数値を反映させた詳細な放射線量マップさえ

公表せずに、帰宅の目途もあったものではない。

 先ごろ原発直近の避難住民に一時帰宅が許されたよう

だが、どのような判断なのだ?所持品を持って帰ったり

したようだけど、アルバムだろうが何だろうが相当に高

濃度の汚染が進んでいる筈なのに、そのまま持ち帰って

も大丈夫なのだろうか?

 何の落ち度もない住民をいつまでも絶望の淵に置き去

りにして、俄かには健康に影響が無いなどという、まる

で説得力の無い見解で被爆と汚染の許容量を上げてしま

った。一体政府は何をどうしたいのだ。

 避難所を次々に閉鎖し、職も無いまま、あっても職場

や学校へのアクセスも考えずに建てた仮設住宅に行けと

追い出し、家賃だけは掛らないにしても、これからは生

活費は自己負担でやれという。

  首相や大臣の雁首をすげ替えても何ぁーんにも変わり

ゃしないのだよ。

 志ある若者よ、もう民主党や自民党ほか既成の政党の

時代じゃないぞ。あと2年以内には間違いなく総選挙が

やってくる。本当は衆参同日が望ましいけど、そうなる

ように画策することは可能ではないか。

  今のうちに準備して立ち上がらないと末代まで悔いる

ことになるだろう。

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