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図書館の世界文学全集

 最寄りの町立図書館に通う日が続いている。

 田んぼの中の田舎の図書館ではあるが、意外と読む物は

揃っている。恐らく読む人はいないような最新の海外文学

なんかもあって、誰が主導して購入しているのか?不思議

にもセンスが良いのだ。

 書架から取ってみると、それらの多くは栞紐が閉じ込め

られていたり出荷された時に挿まれた読者カードがその儘

で、嬉しいやら悲しいやら複雑な感じだ。

 そんななかに池澤夏樹の個人編集による世界文学全集が

あった。これまでも世界文学全集は幾種類も編纂されてき

たが、さすがに池澤編は視点が違っていて面白く、初訳や

新訳、改訳も多い。初訳の一冊「黒檀」(リシャルト・カ

プシチンスキのルポルタージュ作)を借りてみる。これこ

そ世界文学と呼ぶに相応しい名作だ。しかしこれもマッサ

ラだった。なんとも勿体ないので、全集を全作読破してや

ろうと一冊ずつ借りてゆくことを決めた。

 あの図書館に行かなければ、蔵書に入っていなければ、

こうした出会いはなかったのだから、田舎の図書館も粋な

計らいをしてくれる。

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コメント

いいですね。一冊ずつ読破していく楽しみ。

投稿: タム | 2011年9月16日 (金) 10時38分

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