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唄う人 唄う風

前に紹介した酒井 俊さんがNHK-FMのラジオで

公開ライブを行うということを知って横浜へ行った。

本当は入場料を払うライブに行くべきだと思うけど、

費をおさえる必要があるので平にご容赦を。

「満月の夕」を含み和洋取り混ぜた選曲で、やっぱり

生音を聞くのは良い。ピアノとヴァイオリンが絶妙に

んで、とても質の高い演奏だった。

でも、それなりに聞ける内容ではあったけれど、厳し

く言うともうひとつ。何かナアナアな感じで、もっと

緊張感ある声が聞きたかったというのが正直な感想。

しかし、「唄う」ということが歌唱や楽器の演奏など

の音楽表現だけでなく、詩作(短歌、俳句、川柳など

も)や小説やエッセイなども含めた文章表現の、そし

て写真やビデオ、映画などの映像表現においても、

いや全ての表現活動において、その核心であるのだと

いうことを改て感じる。

それは被災地を訪問している(あえて謙譲の表現を使

いません)天皇・皇后お二人の行動を伝えるニュース

らも感じとることができる。両陛下は唄っている。

一方でボンクラのダメ管は唄うどころか声そのものを

発していない。口癖である「えー…」から始まるその

葉は空虚なあの瞳と同様に何も伝えはしない。

単なる人気集めの自己満足的な行動を「パフォーマン

ス」と呼ぶことがあるけど、最高のパフォーマーとは

行動をとおして唄い、発言する人のことだ。

NHK横浜放送局に向かう前、時間があったので大桟

橋埠頭と象の鼻パーク辺りを散策した。

風の強い平日の午後、人の姿は少なかった。防波堤の

あたりからビル群のほうを眺めていると、柔らかいが

野太い笛の音のようなものが途切れ途切れに聞こえて

きた。

Photo

何だか切ないような音に、しばし聞き入ってしまった。

向う岸の広場の端で誰かがディジュリドゥでも吹いて

るのだろうか?そう思いながら耳を傾けていると、

吹き抜ける風が作っている音なのだと気が付いた。

聞きようによっては風だって唄うことがあるけれど、

どんなに大声でもどんなに上手くても、唄にならない

歌もあるのだ。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

少しバタバタしていてご無沙汰してしまいました。
わが国の首相はどこへ向かっているのでしょうね。もう。。。と3月以降ずっと思い続けて早8月です。

裏ブログ。
コメントが書き込めるようになっていましたね!
あとできちんと訪問します!!

投稿: タム | 2011年8月 5日 (金) 13時31分

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