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大変革の兆し

 いつものことだが、アフリカに行くと元気がリチャージ
される。いわゆる物質や設備、生活基盤のインフラといっ
た面で比較すると日本とエチオピアには発達/未発達とい
う差があるとしか言えないわけだが、人々の表情や社会に
漂う「気」という観点ではベクトルがまるで 違う。
日本人は現状維持に甘んじているうちに判断能力も表現能
力も失くしてしまったようで、そこには未来に何かを託そ
うという意志が感じられない。
それが端的に顕われているのが出生率だろう。子孫を残そ
う増やそうという気持ちがなければ、現状を良くしたいと
いう思いが湧く筈が無い。エチオピアを含めアフリカに漲
る生気は、子どもたちの将来に託す希望そのものだと思う。
帰国して成田空港に降り立った時から、日本は覇気の乏し
い「気」に包まれてしまっているなあ…とつくづく感じた。
とにかく日本人の表情には生気がなく、なんともつまらな
さそうでしかない。個人単位での愚痴は言っても、意見と
して表出したり行動や運動とはならない。他力本願だ。
 丁度エチオピアにいた頃にエジプトで民衆蜂起が拡大し
ていった。ホテルのテレビで衛星放送のニュースを垣間見
て、あんな大衆蜂起の姿は東欧で社会主義が崩壊した頃以
来のような気がした。エチオピアの片隅で撮影にかまけて
いる間に、地球規模で大きな社会変革の波が広がり始めて
いると感じた。これは社会主義崩壊、9・11に続く国際社
会の大変革の過程なのだろう。

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