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スカイツリーを見に行く 

1  いつか行こうと思っていた建設途中の東京スカイツリー。
暑さが少々和らいだので、根津のほうに行く用事の後で足を伸
ばして、ようやく出かけてみた。
 まずは浅草。吾妻橋の袂から桜橋方向へ隅田川縁を歩く。
どこからも聳えるタワーが見える。完成時の三分のニ程の高さ
であれ程の偉容なのだから、あれが完成すれば相当に目を惹く
筈だ。どこにも、今しか見ることのできない建設途中の姿を見
ておこうという人たちがいた。
タワーの建設現場近く、京成業平橋駅近くまで行くと、携帯電
話のカメラやコンパクト・デジカメ、一眼レフなどで写真を撮
っている人など、辺りはタワーを仰ぎ見る人で溢れていた。
地元の人も、私のように遠くから来た人も外国人もいた。
私には、どれもが縋るような眼差しに思えた。
St2
東京の下町で、部分的には時代に取り残されたような一角も残
る地域に聳えるデジタルタワー。皆が何かを求める目つきだ。
しかしそれは自分で何かをしようという求めではなくて、あの
空の上から自分達を変えてくれそうな何かを待つ、受動的なも
ののように感じた。
 東京タワーが戦後の高度成長に向けての象徴となったように、
東京スカイツリーは、今の不況スパイラルをなんとかして欲し
い(「…したい」ではない)ところに、今の状況の閉塞感があ
るようだ。
映画「三丁目の夕日」に東京タワー建設が時代背景のシンボル
として使われて以後、二つのテレビ塔は対比して語られること
が多い。でも今はノスタルジーで見ていてはいけないだろう。
アナログからデジタルへ。それは単なる世代交代ではなく、
生まれ変わることではないだろうか。
St3
21世紀文明に突入したこと。新しい価値観と生き方を選択し、
突き進むしかない時代を象徴するものがあのスカイツリーなの
だと、私は感じた。

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