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アフリカン・ドラム 2

 アフリカン・フェスタは、元は4月の後半の土日にかけて
日比谷公園で開かれてきた催しだ。1993年から始ったアフ
リカ開発会議(TICAD)との関連で、アフリカ文化理解のため
の外務省主催イベントとして1998年から毎年開催。今年で
13回目だ。2008年の第4回会議が横浜で開かれたことに因
んで、その年以来、横浜の赤煉瓦倉庫周辺の広場に会場を移
した。その前から横浜では民間の旅行関係企業主催の観光促
進事業としてアフリカ文化紹介イベントが行われていたが、
2008年以後は外務省主催に一本化されている。
アフリカ各国の大使館や援助団体NGOなどがブースを出し、
アフリカ料理やビールなどの出店が出る。私の関心のメイン
はステージで聞く事の出来るグループの音楽だ。特に今回は
サブステージの少人数グループを間近で聞いてみようと思っ
ていた。
アフリカのパーカッションが輻湊するときのグルーブは凄い。
お互いの音に即応しながら展開するというのはジャズの原型
だと思う。久しぶりにそのグルーブを体感してみたくなった
のだ。友人は二日間通いつめるという。
P1020715  セネガル出身のラティール・シーが中心となって編成され
た4人に、途中からもう一人加わった。リズムの交錯のなか
で各々がお互いに反応し合いながら音の会話を展開する。
そこには孤立や疎外は無い。ああ、これなんだ、と思う。
友人や、その仲間たちがハマってしまったのはここなんだろ
う。あの一体感と高揚は脳幹に訴える。
 ちょうどサッカーのワールドカップが南アフリカで開催さ
れている。馬鹿なマスコミが日本チーム、岡田ジャパンの応
援を煽っているが、多くのファンは期待薄で、逆にシラケて
いるような感じだ。だいたい監督本人がどうも煮え切らない
し、選手たちにも一体感が感じられない。政治もまた、新首
相に支持率が上がったというが、これもまた選択肢無しとい
う状況が生んだ現象で、ここにも一体感は無い。
今頃になって60年安保と樺美智子さんの死を振り返るような
マスコミの動きも、なんだか遅ればせながら…という印象だ。
もう一度、何万と言う学生が国会へデモをかけたり、識者と
言われる人たちが真剣に、安保と日米関係に切り込むのかと
いえば、そうは思われない。民意に一体感が無い。
 セネガルの人たちが醸し出すリズムのなかで、そんなこと
を感じていた。

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