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大つけ麺博とアイヌ・フェスティバル 1

 日々谷で大つけ麺博なるイベントが開かれている。ちょうど東
京国際フォーラムで開催のアイヌ文化フェスティバルに行こうと
思っていたので、ついでに少し早く出て寄ってみた。
13時までに有楽町なので少し早めにと思って行ってみたのだが、
11時に日比谷に着いたら、すでに多くの人が行列を作っていた
ので驚いた。
 ワイドショー系のテレビ番組で視聴率を稼ぐにはラーメンと温
泉ネタというのは業界の常識だけど、この不況にもラーメン人気
は落ち込む様子が無いらしい。コダワリを謳うラーメンやつけ麺
は店で食べても一杯700〜800円するが、ああしたイベントにな
ると一律800円というのが相場のようだ。しかもイベント仕立て
で量が少ない。それでも長蛇の列が途切れることがない。
私もその列に並んだわけで、30分ほども待ちながらこれはどうい
うことなのか考えた。
 家計緊縮の今、立ち食いそばや牛丼が2杯食べられる料金を払っ
てまでの価値とは何なのだろうか?
それはある種の「贅沢」感なのではないかと思う。
出汁をとるのに丁寧に処理した豚骨や鶏ガラなどを何時間もかけ
て煮出すらしいし、それも銘柄ものだという。また厳選した海産
物の出汁を加えたり、塩や醤油も何やら曰く付きを使っていたり
する。その味を見極めることができるような味覚の持ち主は少い
筈だ。周りを見ると味見をするようにゆっくりとスープを啜り、
麺を噛み締めながら自分なりの講釈を披露し合ったりしている。
丼一杯に手間ひまと資金をかけているという味わいを探り、ささ
やかな贅沢を共有しているという気持ちになることができるとい
うところに、ラーメンブームの根底があるのではないか。
…なんていうことを思いながら、アイヌ文化フェスティバルの会
場に向かった。

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