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〜アフリカの出会い系 1〜

 そのように日本のバブルの恩恵でアフリカ生活を続ける経済
基盤ができたお陰で、私は以後13年にわたってアフリカ各地、
20か国を訪ね歩くことができた。奇しくもアフリカから引き揚
げることになった時期は、日本のバブルが弾けて社会にまた歪
みが生じていった時期でもあった。この辺りの事は別の機会に
触れるとして、今回はアフリカの女たちの姿を描くことにする。
 当時も今もアフリカにテレクラのようなものがあるとは聞い
た事も見た事も無い。カラオケバーはあった。今もあるし流行
っている。電話は随分とインフラ整備が進んだとは言え、まだ
架設電話を開くには時間とお金が掛かる。一方で携帯電話が
ものすごい勢いで普及している。これはアフリカのどの国でも
同様だ。あの内戦が終息せず政府も確立できないでいるソマリ
アでさえ携帯電話の会社は数社あるのだ。パソコンも随分安く
なったお陰でかなり普及してはいるが、まだまだ個人で所有し
てネットにアクセスできる環境を享受できる人は少ない。
しかしネットカフェは主要都市には出てきている。
そんな状況の中でアフリカの女たちが「出会い系」として利用
してきたのはナイトクラブだ。日本的に言うとかつてのディス
コ、今風に言うクラブということになる。
 セクシーに着飾った女たちが夜な夜な集い、性的な交渉事を
前提にした出会いを求める。言わばオープンなナンパ場であっ
て、相手との面と向かった交渉が繰り広げられる。集う女たち
の状況は日本とあまり変わらない。女学生もいればシングルマ
ザーも多い。違うのは主婦は居ないこと。特にセックスレスの
主婦などという人たちは皆無であるということだろう。
雇用状況が悪いアフリカでは好むと好まざるを問わず、女が定
収を得る地位に就く事は難しい。そんな状況が改善されさえす
れば、アフリカの女たちがそうした出会いを求めなければなら
ない現象は極端に減るはずだ。
そんなナイトクラブで一杯やるのは私の楽しみの一つで、私が
訪ねた殆どの都市のナイトクラブは踏破した。
暮らしていたナイロビはじめ、タンザニアのダルエスサラーム
にアルーシャ、エチオピアのアディスアベバ、ウガンダのカン
パラ、ルワンダのキガリ、旧ザイール(現コンゴ民主共和国)
のキンシャサとゴマとキサンガニ、ジンバブウェのハラレ、モ
ザンビークのマプト、マダガスカルのアンタナナリボ、スワジ
ランドのムババネ、南アフリカのヨハネスバーグと、どこでも
同じような女たちの姿を見かけた。(続く)

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